京都府立医科大学 組織バンクについて

 京都府立医科大学では、1998年より眼科領域における羊膜移植医療を実施し、2002年には培養自家口腔粘膜上皮シート移植を開始しました。2011年に羊膜を扱う組織バンクが設立され、日本組織移植学会により他院・他医療機関に羊膜を払い出すことを承認されたカテゴリーⅠの組織(羊膜)バンクとして、認定を受けています。斡旋先は、全国の大学病院を中心に62施設に及び(2020年11月現在)、難治性の眼疾患(SJS、眼類天疱瘡、熱・化学外傷、再発翼状片、角膜潰瘍上皮欠損、角膜穿孔、眼瞼癒着、腫瘍等)を持つ患者様への移植に対応するため、活動を続けています。保険診療への対応のみならず、培養自家口腔粘膜上皮シート移植の研究をはじめとする、新たな治療法の研究に使用される機会が増加しており、羊膜のニーズはますます高まっています。

【羊膜採取協力病院】

三菱京都病院 1998年~
医療法人財団足立病院 2020年~
京都府立医科大学附属病院

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